ランリック®の生い立ち

(ランリュック®の生い立ち)

 ランリック®(ランリュック®)は大切なお子様を交通事故から守りたいという願いのもと、道路警戒標識をモチーフにデザイン化した黄色いカバンとして昭和43年(1968年)に誕生しました。

 

 昭和42年当時、ランドセルは非常に重く、発育ざかりの児童に負担がかかり、健康的ではありませんでした。
 また、ランドセルが年々高級化し、保護者の経済的負担も大きくなり、さらに、交通事情が悪い中を児童が通学する為、交通事故に遭う心配があるなど、数々の弊害がありました。

 

 そんな中、軽くて、安価、遠足にも使用できる物をと、当時の長岡第三小学校の校長先生が、ランドセルについて研究されておられた矢先、保護者から、「私の家は貧しいから子供に高価なランドセルを買ってやれないので、豚革のランドセルを買いました。子供は喜んで、いつから学校へ行けるのや、と毎日楽しみにしておりました。」
「いよいよ学校が始まり、楽しそうに通学しておりましたところ、ある日学校の帰り道、お前のランドセルは、穴がいっぱい空いている、これは豚やと言って、ことあるごとブタ、ブタといじめられるので、学校好きの子供が学校へ行くのがいやだと申します」と切々と話されたことがきっかけで、校長先生が当社にランドセルに代わる通学カバンの作成を依頼されました。

 

 そこから、色々な試行錯誤を重ね、先生方や保護者の皆様の暖かいご理解・ご協力により、軽くて、安価、交通安全も意識したランリック®(ランリュック®)が誕生しました。

発売当初より、軽量化に取り組み、「健康と安全」をコンセプトに現在の形となり、数多くの小学校でご使用いただいております。非常に軽く経済的で、遠足時にはリュックサックとしても使用していただけます。

 

商標登録 第1121026 「ランリック」 ・ 第4802704「ランリュック」